『シク教』と聞くと皆さんは何を思いつきますか?
50代女性
Aさん
Aさん
イスラム教は聞いたことあるけど、シク教は良く分からない
30代女性
Bさん
Bさん
男性はターバンにひげが何か印象的だよね
20代男性
Cさん
Cさん
そもそも聞いたことが無いし、知らない。初耳です。
などなど、シク教と聞いてすぐに分かる人もいれば、中々ピンと来ない人もいると思います。
ここでは『シク教』について簡単にご紹介したいと思います。
シク教の始まり
シク教は16世紀(1469年)に「グル・ナーナク・デーヴ」という人物が北インドのパンジャーブ地方で始めた宗教です。右の地図がパンジャブ地方です。
日本の時代区分に置き換えてみますと、室町時代の文明元年にあたります。
他の歴史的な宗教と見比べてみますと、比較的新しい宗教だと言うことが分かります。
シク教の特徴を簡単に
シク教の特徴を下記のように簡潔にまとめました。
- そもそもシク教は16世紀にグル・ナーナクという人物が北インドで始めた宗教
- ヒンドゥー教では多神教なのに対し、シク教では一神教である
- シク教の男性は基本的にターバンを巻いている
- シク教ではカースト制を否定し、人類平等・平和主義の教えがある
- シク教では奉仕の精神がある
- シク教は他の宗教と同様に聖典があり、正式な教徒なるための洗礼の儀式、巡礼地、独特な結婚式や葬式がある
- インド・パンジャーブ州、アムリトサルにある黄金寺院が有名
シク教の人は主にどこに住んでいるのか
ダントツで1位なのは「インド」ですね。インド国内の中でも大半のシク教の人は「パンジャーブ州」に暮らしています。驚きなのが、シク教の人口が約2300万人いるのにも関わらず、インド国内総人口(約1.4億人)の中で約2%にしかすぎないのです。
インド国外でシク教の数が多いのは、アメリカやカナダと北米の国々でして、カナダの次に多いのはイギリスです。
気になる日本ですが、とても少ないです。中国や香港ではまだシク教のコミュニティが存在しますが、韓国や日本では圧倒的に少なく、国内では約2000人程いると言われています。
シク教をもっと詳しく知りたい方
以下のページにて「人々」や「文化」といったカテゴリー別にシク教について詳しく知ることが出来ます。